1章 化けギツネ様、化けダヌキ様ご来店

1/7
前へ
/18ページ
次へ

1章 化けギツネ様、化けダヌキ様ご来店

 開店、30分後。  チリンチリーン・・・と、出入口のベルがなった。  本棚と机を拭くのに夢中になっていた店主ねみさんは、はっとして音のなった方ーー出入口の方を見た。  そこにいたのは、若い綺麗な普通の女の人。しかし、ねみさんが虫眼鏡を透かして見てみると、あの女の人は、人間ではないようである。  うーん・・・とねみさんは首を傾げる。となれば、化けギツネや化けダヌキかな? と、頭の中で考える。  ちなみにねみさん、若い猫娘である。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加