1章 化けギツネ様、化けダヌキ様ご来店

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                 ・・・ ―――「すみませんでした」綺麗な声でそれは言う。そして、その声に「僕達・・・」と少し低い声が続いた。 「大丈夫ですよ。それに、この店では化けなくて良いんです。私も妖怪『猫娘』ですし」    その2人(?)の声に応じたねみさん。 「そうだったのですか・・・知らなくて」  ねみさんの向かいに座っているのは、2ひき(人にしておく)だ。  1人は『化けギツネ』。綺麗な声は、このキツネだ。
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