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‐封印の星よ 顕現せよ‐
女の居る場所から、五つの光の柱が立ち上る。
ナイフが刺さった場所が、光によって繋がり星を象る。
五芒星。
封印の象徴だ。
女は更に詠唱を重ねる。
‐地水火風の力を あまねく精霊に今願う 不浄なる存在の封印を その名をブロク その血を以て 鍵とする‐
「いざ、魔物・ブロクを封印す!」
女の詠唱が終わると同時に、翼の生えた犬の魔物は地面に吸い込まれる様に消えて行った。
「終わったな。聖魔協会め、人使いの荒い。今日だけで三件だぞ、全く…」
ナイフを回収しながら文句を言う女。
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