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ものの五分で俺は声をあげる。
「あそこにあるのは、『ロリっ娘☆めぐたん♪』の新刊!もう中古で売っている!」
それを目掛けて足を進めて手を伸ばす。
瞬間、同じく『ロリっ娘☆めぐたん♪』を狙っていた手が俺の手に触れる。
一応、断っていこう。こんな場所でロマンスは有り得ない。
俺の手に触れた他人はライバルでしかない。
俺と同じく『ロリっ娘☆めぐたん♪』を補食しようとする彼女いない歴イコール年令のライバルだ(偏見です)。
ライバルに睨みを効かせる俺。
「あんた、なかなか、いい趣味してるな。『ロリっ娘☆めぐたん♪』に手を伸ばすとは……」
「いや。あんたこそ。だが、僕のほうが『ロリっ娘☆めぐたん♪』への愛が強い!」
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