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さて、あのドタバタした事件から何日か経ちましたが白雪家に新しい住人が一人増えました。新しい住人とはあの騒動の一人のシスター改めアーシア様です
泊まる家が無いからと言う理由でヂェースチェ様の頼みでアーシア様を家に住まわせています。お母様はお仕事でロシアに行ってしまわれてるのでこの家での主な権限は私に委ねられてますが………
それよりもアーシア様がヂェースチェ様の見る目が完全に恋する乙女のそれになっています。別に私は良いのですがレイナーレ達のシド目を見てください。何時刺されても可笑しくないですよ
それとレイナーレ達も家に住むに至って仕事を探し始めました。何故か分かりませんが三人同じ喫茶店で働いているのは何故でしょう?
ここ数日は特にこれと言った騒ぎも無いので私も伸び伸びとメイドとしての仕事を思う存分満喫しながら日々を過ごしています
まあ、平和なんてすぐに無くなりましたが………
「最近リアス先輩の様子が変なんだよ」
夕食の時にヂェースチェ様がその話題を出してきました
「変て何処が変なの?」
「んー、何処が落ち着かない様なピリピリした雰囲気が流れているんだよ」
レイナーレの質問にヂェースチェ様は何とも歯切れの悪い答えを返してきました
「もしかしてあれのせいじゃないのか?」
「あれ?」
「ああ、私も噂で聞いた程度だから信憑性は無いから分からんがな」
「噂?」
「リアス・グレモリーが近々結婚するって噂だ」
カラワーナの話に全員が動きを止めてカラワーナを見ていた
「け、結婚ってあの結婚だよな?」
「どの結婚かは知らないけど一般的に伝わっている結婚だ」
「あ、それなら私も聞いたことがあるッス!何でもグレモリーの相手がフェニックスだとか!」
フェニックス………不死鳥ですか、何度殺しても蘇ると言われ、フェニックスの涙はどんな傷でもすぐに治ると言われる代物も存在するらしいですね
「だからピリピリしていたのね」
レイナーレは納得したのかお皿に乗っている唐揚げを摘まみそのまま口に運ぶ
「もしかしたら武の所に夜這いに来たりしてなって痛って!?」
カラワーナが笑いながらそんな事を言っていたので頭を叩いてからこの話を無理矢理終わらせた
「全くもう少し調教しとくんでしたね」
今後はカラワーナにはもっとキツい鍛練をさせましょう
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