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「そうだな。それにお前受けに来ているのにその口を聞くとは、はぁー、どっちに
しろダメだ。ゴミだ。お前なんかどこも受け入れないよ。早く帰んな。俺も暇じゃない。なんせ、役員なのだからな」
役員は明らかに見下しの目で青年に更なる暴言をはいた。暴言のオンパレードと呼ぶべきだろうか。
その時突如・・・
ドン・・・トン・トン・トン
「お前なぁーーーーーーーーーーー」
青年の覇気は若いながら凄まじいものだった。座っていた椅子からいきよいよく立ち上がり、役員が使っている机の前まで瞬間的に詰め寄った。もちろん椅子は倒れている。そして言葉からして堪忍袋の緒が切れたのだろう。顔つきが怒りに満ち溢れている。役員は“何だお前”という顔をしている。
「おお、どうするんだ。もしや俺を殴る気か。そんなことしたら・・・・」
「こんなことをして、ただで済むと思ってないさ。本当はぶっとばしてやりたいが・・・・」
青年は役員に対して一旦冷静さを見せてやった。
「ぶっとばす?脅迫か?これ以上やるならお前の大学に連絡してもいいんだぞ」
役員が逆に脅しをかけてきている。さあ、どうするんだという見下す様な笑みを見せている。
「俺もいちようこれでも、大人だ。殴るのも好きじゃない。が・・・ゴミと言った事は謝ってくれませんか」
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