壁の中
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居住者に一礼してから窓越しに外を見てみた。 「ねえ、修二、毒霧なんてどこにも・・・」 その瞬間 何かを吹きかけるような爆音とともに 空一面が真っ白になった。 天窓の方を見ると、太陽が霞んでいるのが分かった。 地響きの様な低い音と、揺れる壁。 耳が痛くなるほどのその重低音は、人の言葉の様にも聞こえた。 それは暫くすると止んだが 霧の方はゆっくりとこの街に降りて来ていた。
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