犬鳴村

7/7
前へ
/7ページ
次へ
侵入者が村人に発見されると斧や鉈、鎌で襲われる。 村人は足が異常に速く、すぐに追い付かれてしまう。 警察に通報しようにも電波が入らない。 なんとか一番近くのコンビニの公衆電話で掛けても、なぜか警察に繋がらない。 そのため、面白半分に侵入した若いカップルは惨殺された。 しかも、犬鳴峠はヤクザが死体を遺棄する名所にもなっているという。 では、小屋の中の白骨もそれなのか? 政府はこの村が歴史上の汚点のためか、『特別保護区』に指定し、法律の適用を除外しているという。 村内の近親交配がこれ以上進めば、遺伝子の劣化を招き、生殖能力そのものが失われてしまう。 この話が事実なら、政府は子孫を残せず、村人が死に絶えるまで、村の存在を黙認するためなのか? この犬鳴村はすべての行政記録、地図から抹消された禁忌の村なのである。 ※実在した犬鳴村とは関係ありません。過去に存在した犬鳴村は現在はダムに水没しています。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加