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甘い臭いが鼻をくすぐる。
あれ?昨日はやけ酒して………記憶にない。
「えっここどこ?」
「やっと起きた。いいよ寝てて。」
見知らぬ美男が?
アタタ、飲みすぎた。
「君て甘えんぼうなんだね。」
隣に寝転んでニッコリされた。
胸がどきん二日酔いだけじゃなくてこの展開にあつくなるじゃなくて。
まさか私酔ったいきおいで………
服は着てるけどとなりの男性は上半身裸………
どうしよう恥ずかしいまさかいつぞやかのように悪態ついて暴れたんじゃ?
ウワーどうしよう起きたいけど頭痛すぎだし。
「ごめんなさい。ご迷惑おかけして。」
あわてて起き上がろうとして肩を抱えられた。
筋肉がほどよくついた胸にもたれかかる形になってしまった。
「だいじょうぶ君なら安心て思ったから僕の家まで連れてきたんだから。可愛いなあ。」
頭ナデナデされてしまった。
だめだ体の力が抜けた。
緊張して硬直した私をそっと抱き寄せる。
フンワリいい香りがする。
そのまま彼は寝てしまい私も寝てしまった。
名前言ってない、きいてない。
これが間宮良哉との恋の始まりだった。
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