第10章《鏡面世界(ミラージュワールド)の生活》

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魔王ミロワール=メルアァ 「ん…どうした?」 ミロワール様が隣から顔を覗いてきたっ…! アタシ (綺羅 結実) 「あ、あの…さっき 行為中にラヴィくんに覗かれてた事 思い出してしまって… キャーッ…は、恥ずかしい…っ」 アタシはもじもじする 魔王ミロワール=メルアァ 「嗚呼…確かに、覗いていたな 配下ラヴィめ… わたしの嫁を横取り してくるまえに手をうたねば…!」 彼はアタシの隣から立ち上がって スーッと寝室の出入り口に向かう… 不可視の力で鍵を開けると 扉を勢いよく開け放つ 魔王ミロワール=メルアァ 「配下ラヴィ…!」 配下ラヴィ 「ハ、ハイ!ミロワールサマ!」 ラヴィくんの声だ… ミロワール様…ラヴィくんに何するのかなぁ アタシはベッドから立ち上がって 寝室の扉を少し開いた 見えたのはミロワール様の5本の尻尾とその正面で ミロワール様を見上げるラヴィくんの姿だった… 彼はラヴィくんを見下している 魔王ミロワール=メルアァ 「配下ラヴィ…今、何を見た?」 低いミロワール様の声がリビングに響いた 配下ラヴィ 「エッ…エト… エ…エ…ナ、ナニモミテマセン!」 明らかに動揺してるラヴィくん… お願いだから…さっきの アタシ達の行為をわ、忘れてっ!
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