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魔王ミロワール=メルアァ
「ん…どうした?」
ミロワール様が隣から顔を覗いてきたっ…!
アタシ
(綺羅 結実)
「あ、あの…さっき
行為中にラヴィくんに覗かれてた事
思い出してしまって…
キャーッ…は、恥ずかしい…っ」
アタシはもじもじする
魔王ミロワール=メルアァ
「嗚呼…確かに、覗いていたな
配下ラヴィめ…
わたしの嫁を横取り
してくるまえに手をうたねば…!」
彼はアタシの隣から立ち上がって
スーッと寝室の出入り口に向かう…
不可視の力で鍵を開けると
扉を勢いよく開け放つ
魔王ミロワール=メルアァ
「配下ラヴィ…!」
配下ラヴィ
「ハ、ハイ!ミロワールサマ!」
ラヴィくんの声だ…
ミロワール様…ラヴィくんに何するのかなぁ
アタシはベッドから立ち上がって
寝室の扉を少し開いた
見えたのはミロワール様の5本の尻尾とその正面で
ミロワール様を見上げるラヴィくんの姿だった…
彼はラヴィくんを見下している
魔王ミロワール=メルアァ
「配下ラヴィ…今、何を見た?」
低いミロワール様の声がリビングに響いた
配下ラヴィ
「エッ…エト…
エ…エ…ナ、ナニモミテマセン!」
明らかに動揺してるラヴィくん…
お願いだから…さっきの
アタシ達の行為をわ、忘れてっ!
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