第1章《大学の恐怖サークル》

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お風呂から出たアタシは視線を感じて タオルで体を拭きながら脱衣場にある 洗面所の鏡に視線を向ける… 映ってるのは裸のアタシ あたりまえか… あれは気のせいだったのかな… と内心思いながら レポートを作るのは明日の朝一番ね… 寝て次の日にならないと どうなったかは分からないもん アタシはパジャマに着替えて 制服スカートのポケットに入った鍵をそのままに シワにならないよう スカートとブレザーをハンガーにかける 鞄の中からレポート用紙と筆記用具を 取り出して筆箱の隣に置き レポート用紙の束から1枚ちぎって 〔六芒星に飽きたで異世界へ行く方法~結果~〕 と前もってタイトルをつけ 黒のゲルボールペンの芯をしまって レポート用紙の束の隣に置いた よ~し!これで明日の朝イチで レポートが書ける準備は出来たっ あとはあの紙を… アタシはレポート用紙の束の下に隠れてしまった 六芒星に赤字で飽きたと書いた紙を片手に ふかふかの敷き布団に潜り込み ボイスアラームを朝6時に設定する… このボイスアラーム必ず起きれるから 重宝してるのっ それを枕元に置いて… 六芒星に赤字で飽きたと書いた メモ用紙を握りしめてアタシは眠りについた…
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