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お風呂から出たアタシは視線を感じて
タオルで体を拭きながら脱衣場にある
洗面所の鏡に視線を向ける…
映ってるのは裸のアタシ
あたりまえか…
あれは気のせいだったのかな…
と内心思いながら
レポートを作るのは明日の朝一番ね…
寝て次の日にならないと
どうなったかは分からないもん
アタシはパジャマに着替えて
制服スカートのポケットに入った鍵をそのままに
シワにならないよう
スカートとブレザーをハンガーにかける
鞄の中からレポート用紙と筆記用具を
取り出して筆箱の隣に置き
レポート用紙の束から1枚ちぎって
〔六芒星に飽きたで異世界へ行く方法~結果~〕
と前もってタイトルをつけ
黒のゲルボールペンの芯をしまって
レポート用紙の束の隣に置いた
よ~し!これで明日の朝イチで
レポートが書ける準備は出来たっ
あとはあの紙を…
アタシはレポート用紙の束の下に隠れてしまった
六芒星に赤字で飽きたと書いた紙を片手に
ふかふかの敷き布団に潜り込み
ボイスアラームを朝6時に設定する…
このボイスアラーム必ず起きれるから
重宝してるのっ
それを枕元に置いて…
六芒星に赤字で飽きたと書いた
メモ用紙を握りしめてアタシは眠りについた…
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