第10章《鏡面世界(ミラージュワールド)の生活》

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アタシ (綺羅 結実) 「アタシ…この世界の住民に… なったんですね」 ミロワール様は頷いた… 魔王ミロワール=メルアァ 「嗚呼、そうだ…結実、喜べ… この鏡面世界(ミラージュワールド) は不老不死の世界だ… きみはわたしと肉体関係を結び 契約は成立した… 契約破棄は認められない 悪いが、きみは一生わたしの嫁だ。」 なんだか嬉しいような恥ずかしいような… 寂しいようなそんないろんな思いが アタシの頭を駆け巡る 魔王ミロワール=メルアァ 「嗚呼、そうそう…これからは きみもわたしと同じように 鏡づたいにワープ出来る わたしがそばにいなくても 自分で行きたい鏡のある場所にワープ出来るんだ あ、わたしからは逃げられないぞ…? 鏡の世界と現世界を行き来できるのは きみだけじゃない… それと、わたしと離れた場所にいる時に わたしの名を呼んでくれれば すぐに駆けつける、どこにいてもな…」 アタシは小さく頷いて 隣のミロワール様を見上げる み、ミロワール様が…アタシの旦那様? し…信じられない…… 彼の顔を見上げていたら ふと、ラヴィくんに覗かれてた事を思い出して 羞恥心が込み上げてきて とっさに両手で顔を隠してしまった…っ
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