第10章《鏡面世界(ミラージュワールド)の生活》

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魔王ミロワール=メルアァ 「そうか、よくわかった…」 ミロワール様は人差し指でラヴィくんの 額のひし形の宝石に狙いを定めた… 魔王ミロワール=メルアァ 「…メモリークラッシュ…」 ミロワール様の指先からレーザー みたいな光が一瞬見えて ラヴィくんの額の宝石を貫いた! 配下ラヴィ 「ギャピーッ!」 ガラスが破裂するような音が響いて ラヴィくんは激しく後転しながら リビングの床に倒れた…! アタシは寝室の扉から 飛び出したけど 片手を広げたミロワール様に制止され その腕に抱きつくような形になってしまった…! アタシ (綺羅 結実) 「ら、ラヴィくん! み…ミロワール様…?!」 アタシは彼の横顔に視線を向ける 魔王ミロワール=メルアァ 「大丈夫だ…大人しく見ていろ」 アタシはミロワール様の横顔から 床に倒れてるラヴィくんに視線を向けた… 配下ラヴィ 「………」 ラヴィくんがむくっと起き上がる アタシ (綺羅 結実) 「ラヴィくん!」 ラヴィくんが起き上がって アタシを見上げてきた… 配下ラヴィ 「なんデスカ?」 あ、あれ…さっきとはうってかわって すごく落ち着いてる… 魔王ミロワール=メルアァ 「配下ラヴィ…今、何を見た?」 ミロワール様はさっきと同じ事を訊く…
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