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魔王ミロワール=メルアァ
「そうか、よくわかった…」
ミロワール様は人差し指でラヴィくんの
額のひし形の宝石に狙いを定めた…
魔王ミロワール=メルアァ
「…メモリークラッシュ…」
ミロワール様の指先からレーザー
みたいな光が一瞬見えて
ラヴィくんの額の宝石を貫いた!
配下ラヴィ
「ギャピーッ!」
ガラスが破裂するような音が響いて
ラヴィくんは激しく後転しながら
リビングの床に倒れた…!
アタシは寝室の扉から
飛び出したけど
片手を広げたミロワール様に制止され
その腕に抱きつくような形になってしまった…!
アタシ
(綺羅 結実)
「ら、ラヴィくん!
み…ミロワール様…?!」
アタシは彼の横顔に視線を向ける
魔王ミロワール=メルアァ
「大丈夫だ…大人しく見ていろ」
アタシはミロワール様の横顔から
床に倒れてるラヴィくんに視線を向けた…
配下ラヴィ
「………」
ラヴィくんがむくっと起き上がる
アタシ
(綺羅 結実)
「ラヴィくん!」
ラヴィくんが起き上がって
アタシを見上げてきた…
配下ラヴィ
「なんデスカ?」
あ、あれ…さっきとはうってかわって
すごく落ち着いてる…
魔王ミロワール=メルアァ
「配下ラヴィ…今、何を見た?」
ミロワール様はさっきと同じ事を訊く…
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