第10章《鏡面世界(ミラージュワールド)の生活》

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魔王ミロワール=メルアァ 「とりあえず今日は もう、休め… 風呂なら使っていいからな」 ミロワール様は伸びをしながら 玄関から外に出て黒薔薇園に向かい アタシはお風呂に入ることにした 明日は大学を覗きにいくから 少しだけ楽しみ♪ 部屋の構造はアタシの家と同じだけど 反転してるんだよね… う~ん…リビングが今いる所だから あっちか! アタシは脱衣場に向かう 「お嬢様…」 アタシは低く落ち着いた声に呼び止められた! ケッラーさんね!アタシは振り向く 執事ケッラー 「お嬢様…今日からはロングスカートを はいてください、そして…このカチューシャも…」 綺麗にたたまれたシルク生地のうえに 可愛らしい黒薔薇のカチューシャ、よくみると シルク生地のたたまれたドレスにも 黒薔薇があしらわれてれる… アタシ (綺羅 結実) 「ありがとうございます♪」 アタシは着替えを受け取って 脱衣場に入る 鏡の向こうにはアタシの 家の脱衣場が見えるけどそこにアタシの姿は無い 振り向いて壁に吊るされてる 六芒星に飽きたと赤字で書いた紙… アタシは綺麗にたたまれたドレスを 棚にのせて制服を脱いでたたみながら 着替えの隣に置く
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