プロローグ

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やけに隣が温かい ずっと感じていたい温もり ふわふわなベッドに ふと香ってくるコーヒーの香り 手を伸ばすとそこには 少し茶色に染まった柔らかな髪 長い睫毛に 端正な顔立ち あれ? この人誰だっけ? うーん。 どこかでみたような‥ そっとフワフワな掛け布団の中から 今の自分の状態を確かめる 裸に一枚のバスローブ また、やっちゃった(>_<) ふんわりといい香りがして やわらかい羽毛布団が持ち上がる 「うーん。起きたの? あまりにも起きないから俺、二度寝しちゃったよ。」 フフっと彼は微笑む。 これって かれってまさか 「ふっふっ副社長!!!!」 「え?ゆうべ誰だかわからずに寝たの?」 頭が少しずつ冴えてくるが、ゆうべのことは全く記憶にない‥まずい展開!!!! 「念のため確認しますが、私、ゆうべ、その副社長と、ししっしちゃいました?」 「あんなに乱れていたのに覚えてないの?二回‥したよ。 3回目は途中で寝ちゃったでしょ?松本さん」 穴があったら入りたい‥ まさかのまさか 副社長と それも 昨日、私の親友、菜水(なみ)と 婚約発表したばかりの副社長と 同じベッドの中にいるなんてーーーー 「覚えていないのは、よくないから、もう一回戦いきますか?」 というなり副社長にベッドに押し倒される。 ややめて!!!! 思わず強い力で副社長を押し返す。 「わかったわかった。じゃ、おはようのキスだけね」 というと両手で私の頬を強引につかんで唇を押し付けてくる 柔らかなでも激しい口づけに 思わず呼応してしまう ゆっくりゆっくり ゆうべのことを思い出し始めてしまう。。。。。 なんて素敵な、なんて官能的な・・・・・ 頭がぼーっとしそうになった瞬間 いきなり副社長の唇が離される もっと触れていてほしかった。 心の片隅でそんなことを考えてしまった瞬間。 「そういえば、もうこんな時間だけど、松本さんは出社時間大丈夫なの?俺は重役出勤だからいいけどね。」 と真っ白い歯をのぞかせて笑う。 キラキラ 朝日を浴びて副社長の笑顔が虹色に輝く。 なんて そんなこと言ってる場合じゃない!!!
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