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「え、え??」
ゾワルテのすぐ真横にあり得ないものがいた。
一見大型犬のような4足歩行の獣。
全身に一切の体毛無く、銀色に輝いている。
無機質な風貌に見たことの無いフォルムの得体の知れない生き物。
大きく光り輝く銀色の眼(まなこ)に、犬のように長い口元。
そこから覗かせる幾重にも連なった鋭い牙。
「な、何なんだよ!」
ゾワルテは腰元に差した銃を手に取り、銀色の獣に向けようとした。
その瞬間、ゾワルテの眼前に広がる剣山のような銀色の鋭き牙。
ゾワルテの顔は真っ二つに食い千切られた。
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