罪悪感はあれど、悪びれていない行動。

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   そんな日々が1ヶ月くらい続いたある日。  お得意様接待があるとのことで、洋樹がウチに来ないと知った今日も、課長の為に料理を作る。  母が大量に送ってくれた茄子を使って肉味噌炒めを作成し、タッパーに詰め込んでると、玄関のチャイムが鳴った。  インターホンには洋樹の顔が映っている。  ……え? 何で?  取りあえず玄関のドアを開けると、 「今日、先方の都合で接待なくなったー!! 超ラッキー!! お腹減ったー!! 何か食わせて、日花里ちゃーん!!」  洋樹が満面の笑みを浮かべながら、私に抱き着いてきた。 『仕事、大変なんだな』と洋樹の背中を摩りながら労う気持ちはあるのに、課長に手料理を持って行けなくなってしまうことへの残念な気持ちが押し寄せる。
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