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「今日はわたしがお客さんにするー。」
リビングへ通された少女は、そう言いながら
おもちゃ箱にあるであろう小銭入れを、楽しそうに探す。
「じゃあ、僕がお店やさんだね。お店のじゅんびするから、ちょっと待ってね。」
幼馴染の少年はそう言うと、キッチンカウンター下のマガジンラックを
少女が座るソファーの側へと転がす。
そして、少女がおもちゃのお金を見つけた頃合いを見て
「いらっしゃいませー。」
と、元気よく店を開いた。
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