プレゼント

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「……あ……ありがとう、翔馬くん!! わたし、とってもうれしい!!」 少女はプレゼントの本をギュッと両腕で抱え込み、 少年をじっと見つめ全身で嬉しさを表現する。 少女があまりにまっすぐな瞳で見つめるので 少年は気恥ずかしくなり、横を向いて 「ほんとうは帰りにわたそうと思ってたんだよ。 きれいなのじゃなかったけど、ごめんね。」 と、照れ隠しをする。 その様子を見た幼い少女はスッと顔を寄せ、 自然と少年の頬に優しく口づけをしていた。 突然の事に驚いた顔をする少年。 ドギマギする少年に、少女は心を込めて言った。
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