1人が本棚に入れています
本棚に追加
「……あ……ありがとう、翔馬くん!!
わたし、とってもうれしい!!」
少女はプレゼントの本をギュッと両腕で抱え込み、
少年をじっと見つめ全身で嬉しさを表現する。
少女があまりにまっすぐな瞳で見つめるので
少年は気恥ずかしくなり、横を向いて
「ほんとうは帰りにわたそうと思ってたんだよ。
きれいなのじゃなかったけど、ごめんね。」
と、照れ隠しをする。
その様子を見た幼い少女はスッと顔を寄せ、
自然と少年の頬に優しく口づけをしていた。
突然の事に驚いた顔をする少年。
ドギマギする少年に、少女は心を込めて言った。
最初のコメントを投稿しよう!