太陽がいっぱい

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 大学2年生の凛たんは、バイト仲間の男女なかよし六人で伊豆の海にくりだしたことがある。    そう、ソコは日本でも有数のキケンかつ、しょっぱい海。  ある時は出会ったばかりの男女が浜の岩陰で抱き合い、またある時はスダレたオッちゃんが空気を入れるタイプの恋人と波でザッピョーーン……と戯れる、危険極まりない海だ。  そして、凛たんもその海で洗礼を受けた。  気の緩みが引き起こす、渾身のアッパー的な屈辱、陵辱……。  さて、なかよしバイト仲間などと爽やかぶってはいるが、そのうち一人の男性と凛たんは着かず離れずの微妙な立ち位置。  この海でもっと仲良くなりたいなーと、まだ可愛かった凛たんは密かに目論んでおりました。  だってハタチの夏だもの!  ハジケタっていいじゃん!?   うん、ハジけ飛んだよね、ものの見事に。  当然、水着選びにも気合いが入りまくる。  ひとつはお気に入りのブルー系セクシービキニを用意。  そこへ友人Tちゃんが、ナイスなブツ(水着)を興奮に乗せて持ってきた。 『これこれ! 今話題の布地が二重になってるシェイプ水着。内側の生地が伸びない素材で、身体を細く絞めてくれんの。セパレートなら身体のラインが勝負だから、かなりオススメだよ!』
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