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もう少し過ごせば忘れるだろう。 気がつけば、また朱を取り戻せるだろう。 美しいのはやはり更紗だと、スマホを覗き込む。 朝日の反射を受けた画面に、わずかに頬を染める朱を確認すると、止まっていた足元をもう一度運んだ。 end.
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