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「ふっ…ん…ッ、はぁ…、…ッ」
やがて引き抜かれた指の代わりに、焼け付くような熱い大きな昂りが、入り口を割ってゆっくりと中を押し広げながら奥へと進んで来る。
「……ひ、ぁッ、」
硬く大きく反り上がった塊が最も敏感な場所を抉るように動き、同時に指先で両胸の突端を捏ねられて体中に電気が走る。
「君は、これに弱いよね。……ほら、もっと乱れて。可愛い声で、啼いてごらん……」
くすくすと、低く色を含んだ声が耳元で囁き、ぞくぞくとした甘い痺れが脳まで突き抜けていく。
その声に導かれるように、自分のものじゃないような甘い声で強請り縋る。
「ん……ぁ…ッ、せん、せ…んッ、もぉ……ぁ、ぁあ…ッ」
執拗に繰り返される中と外への焦れったい刺激に体はどんどん熱を上げて、けれど物足りなさに自然と腰が揺れ出す。
我慢の限界を見計らったように両手が双丘を掴んで押し広げ、入り口ぎりぎりまでゆっくりと引かれた熱が、一気に最奥まで貫いた。
激しい衝撃に大きく体が反り返り、頭の中で火花が散るように極彩色の光が明滅する。
何度も激しく穿たれる度に、視線の先で白いレースが大きく揺れる。
「ぁ、ぁぁ、せ、んせ…ッ、もっと…も、っと、強く…、もっと…ッ」
もっと強く、激しく。
脳が焼き切れて何も考えられなくなる程に。
体がバラバラに引き千切られて原型すら留めない程に。
この体を突き破って、心も体も全部溶かして、───壊して。
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