藤城課長の嫉妬心

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 甘やかな愛撫の時間を終えると、彼は荒々しく私の内を突き上げて、己の欲求を充たした。    自分がどこかに飛んでいってしまいそうで、私は彼の身体にギュウッとしがみつく。 「カチョー…怖いよ」 「カチョーじゃない…美咲」  彼はそれを待っていたかのように、より深く身体を沈めていく_____  そうして愛し合った後、彼はすぐに安らかな顔でスーッと寝息を立てて眠ってしまう。    寝返りの打てない狭すぎるベッドで、キチンと姿勢を正して。  あどけない寝顔は、さっきと同じ人だとはとても思えない。  彼の寝顔を見つめながら、私はニンマリと頬を緩ませた。
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