藤城課長の嫉妬心

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 その夜は、いつもと違う大きなベッドで。  私は、自分が自分じゃないみたいに、大胆に積極的に振る舞った。  私は今、彼の頭を股がらされた格好で、両腕を後ろに纏められている。 「カチョー、こんな格好…やだ」 「ダメだ。俺に美咲をもっと見せろ」  硬く尖った尖端を舌でつつきながら、もう一方の手の指でナカをくちゅりと掻き回す。  執拗な責めの手口が変わる度、私の身体は弛緩と痙攣を繰り返す。 「カチョー、早…く」  「まだだ」  もう、膝の力が抜けて踏ん張っていられないのだけれど。  ご主人さまのお許しは出ない。私はぐっと内腿に力を入れたが… 「あっ、ああっ…」  ぐちゅっと指を奥に差し込まれた、何度目かの絶頂で、とうとう脚の力が入らなくなってしまった。  息を荒くして、彼が手の拘束をほどくと同時にガクッと彼のお腹の上に突っ伏した。
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