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「っく…ぞ」
「はっ…んああっ」
珍しく早くに彼が達して、その日初めて、私達は一緒に果てた。
クッタリと脱力した私を強く抱きしめる。
「カチョー…」
疼きから解放されて、ウットリと彼を見上げた私。
しかし彼は、まだ餓えたように目をギラつかせていた。
「まだだ…まだ…全然足りない」
「え…あ…わっ」
驚いた私を前に、使い終わった避妊具を放り投げると、彼はまた口づけ始める。
「ん…ふぁ…」
いつもなら終わった後はもうムスッとした顔に戻っていて、私がくっついていっても、言葉少なにすぐに眠ってしまうのだけど______
「藤城カチョー…私も…私も、もっと貴方か欲しい」
今夜だけは、いつもとは違う特別な夜。
二人とも、目一杯に素直になって
ひどく淫らな気分のまま___
夜を通して愛し合った。
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