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涼太が転校しても、あたしはずっと涼太が好きだった。
でも携帯電話も持っていない中学生…
連絡を取る術もなく離れ離れに───
と思っていたら
「菜月じゃん!」
「嘘!!涼太?!」
高校の合格発表日に、偶然校門で涼太と再会した。
「すっげー奇跡。菜月もこの高校受験したの?」
「うん…」
「…一緒に見に行こう」
涼太に腕を引かれ、一緒に合格発表の、掲示板を見る。
「俺受かった!」
「あたしも!」
見事お互い合格。
おめでとうと言い合いハイタッチして喜んだ。
そして少し遅れて優子も見に来て、久しぶりに3人が集まった。
偶然同じ高校を受験していて、再会して合格。
しかも1年は一緒のクラス…
偶然が重なり今に至る。
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