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そしてあたしが涼太のことを好きってことは、3人とも知っている。
でも気まずい空気にはならず、むしろ応援してくれていた。
そんな3人のお陰で、仲の良い男友達のような良好な関係を築けている。
「あと1ヶ月半で高校生活初めての夏休みかー」
「たくさん遊びに行きたいね!」
今日も変わらずあたしは、好きな人の隣で大好きな仲間達と、お昼休みを過ごしていた。
「俺は海とプールとあとー……」
「あれ?桜井さんと橘さん?」
涼太の行きたい所を聞いていると、突然あたしと優子の名前を呼び、1人のギャルがあたし達の前で足を止めた。
誰…
なんでこの人あたし達の名前を知ってるの?
「えっと…」
優子を見ると誰?と口パクであたしに聞いてくる。
あたしも見覚えがなく小さく首を横に振った。
「あれ?忘れちゃったぁ?アキだよ」
アキ…
アキってアキちゃん?
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