第1章~再会~

13/26
前へ
/309ページ
次へ
そしてあたしが涼太のことを好きってことは、3人とも知っている。 でも気まずい空気にはならず、むしろ応援してくれていた。 そんな3人のお陰で、仲の良い男友達のような良好な関係を築けている。 「あと1ヶ月半で高校生活初めての夏休みかー」 「たくさん遊びに行きたいね!」 今日も変わらずあたしは、好きな人の隣で大好きな仲間達と、お昼休みを過ごしていた。 「俺は海とプールとあとー……」 「あれ?桜井さんと橘さん?」 涼太の行きたい所を聞いていると、突然あたしと優子の名前を呼び、1人のギャルがあたし達の前で足を止めた。 誰… なんでこの人あたし達の名前を知ってるの? 「えっと…」 優子を見ると誰?と口パクであたしに聞いてくる。 あたしも見覚えがなく小さく首を横に振った。 「あれ?忘れちゃったぁ?アキだよ」 アキ… アキってアキちゃん?
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加