33人が本棚に入れています
本棚に追加
真っ白な視界の中あたしの身体は小さくなっていた。
ここはどこ…
少しずつ前へ進むと、小さな男の子が笑顔であたしに向かって、手招きしている姿が見えた。
「誰?」
男の子に近づき、聞いても笑顔のまま答えない。
「菜月ちゃん」
そして突然あたしの名前を、その男の子が呼ぶ。
「僕が菜月ちゃんを守って、笑顔にして幸せにします!」
「涼太…?」
そしてあたしの前に、一輪のコスモスが差し出された。
最初のコメントを投稿しよう!