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うるさい、うるさい、うるさい……
あまりの音の大きさに、耳を塞ぎ、その場にしゃがみこみ硬く瞳を閉じた。
「菜月!!」
「んっ…」
「菜月いつまで寝てるの?起きなさい!」
硬く閉じた瞼を開けると、そこには少し怒り気味のお母さん…
「えっ?ここは…」
「寝ぼけてるの?学校!遅刻するわよ。お母さんもう仕事に行くから、朝ご飯食べて学校行きなさい」
パタン───
閉ざされた扉に目が覚めた。
「夢……?」
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