タイに憧れて ナツ編 最終章

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さて 時間は 巣鴨に引っ越した一ヶ月後になります。 ある日 いきなり 会社の人事部から 呼び出しがあってさ 事務所へ向かうや 一言「スーパーの業績が落ちていて 店舗を閉鎖して人員を整理することになった」と まさに 晴天の霹靂 リストラ宣言ですよ 私の働いていた本屋の営業もいずれなくすということなので  スーパーの三分の一が その月に切られました。 暗雲の第一波です 結婚を控えて 新居を借り受けたのに 職をまさか失うはめになるとはね さて そんなこんなで ナツが 新居になかなか引越して来ないのも そのままにして 職探しの日々ってことに その時なんだが ナツは「いままで 休まず働いてたんだから 休みなよ」と言ってくれたのだが。。。。 まあ 今まで十年以上貯蓄していたから すぐに 生活に困るわけでもなく 一ヶ月分を 働かずに スーパーから支給されていたので うまく その一ヶ月の間に  某漫画系の書店に 仕事が決まって 収入が途絶える事なく 乗りきって 新たなる生活を やろうと 私は 慣れない新たなる仕事で 頑張っていたのだが 相変わらず ナツは 引越してくるそぶりもなく 新たなる職場で半年後  三度目(みたび)タイに行っては 結婚式を挙げると ナツが言い出したので 私は 結婚式を挙げると新たなる会社へ伝えて 一週間の慶弔休暇を貰い タイへ向かいました 今回は 先に ナツは準備があるとのことで ドンムアン空港経由 ウボンラチャタニー空港への国内便乗り換えも含めて 私一人で 向かうことに  その頃は まあ読めないまでも おしゃべりするくらいは タイ語上達していたので 心配することなく 一人旅を満喫しつつ イサーンへ到着しましたね すると ナツが いきなり 日本語で 「今回は お坊さん何人も呼ぶからお金いっぱい持って来たか?」と なんとも嫌な発言 二週間ぶりに会う婚約者に最初の一言がこれって なんか 頭来たけど 「ある程度は持ってきた」と伝えて またクルマで 向かうも 私の金で購入した車について なんも感謝の声もなく 下手すれば 今度は何を買ってもらえるかって言うふうにも見えたりするわけで そして まあ家に着いて 食事やらまたお酒やら いろいろと私のお金で準備し、また 私に お坊さん呼ぶから お金出してと ナツが言って
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