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なにやら懐かしい日本の元風景だな…
俺はショートブレードの柄に優しく触れながら
素早く抜刀するように訓練していた…
そういえば…俺のひいばあさんが宮崎市内の有名な神社の巫女で戦前から舞踊というか…舞をやっていたな
ひいばあさんからその辺を少し聞きたかった…
「くしゅんっ!!」
振り返ると…
エリーが肩を震わせている
慌てて駆け寄るがエリーはその場にうずくまり…ガタガタと震えだした…
「大丈夫か?」
ザッザッ…足音…が聞こえる…
「小僧…何処から来た…ここを神域と知って踏みいったのか?」
頭がくらくらする…お前は…くっ…こんな時に…あれ?…バタンッ!?
「そのような薄着では風邪をひく…おい二人を里に運んでおけ…もうすぐ奴等が現れる俺が時間を稼ぐ…」
新緑の古都編
第1部「王者の剣」
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