新緑の古都編

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ゴーン…ゴーン…あれ? ごそごそ…ここは? 見覚えのある和室だったごちゃごちゃしているが…蔵の一角に布団を二組無理やりしいて枕元に光源がある…ごそごそ…と体を起こす…隣の布団でぐぅぐぅ眠るエリーはまるで新妻のようだ…ガタッ…むきをかえると布団の近くで心配する祖母のように尼僧の姿で正座のまま、うつらうつらしている和風美人の(柴🌕コウ)に似てない? (柴🌕コウ)? 「目覚めたか…心配いたすな…ツレのおなごは無事だ…かなりの高熱だ…しばらくこの蔵で養生するといい…」 俺 「ここは…何処だ…?アンタは?」 (柴🌕コウ)? 「私は竜宮小僧…この土地の守護を担う井伊家にお仕えしている…」 どこか大河ふうのめつきの鋭い柴🌕コウに似てる女はそう告げた。 たどたどしい足取りで…蔵の観音開きの扉を開こうとしてガラッ… 穏やかなイケメン 「何をしている…?」 おお…どっかで見たことある人だっ!! 竜宮小僧 「政次…またお主か…!」 竜宮小僧が鋭いめつきで睨もうとして…あ、デレた♪ 優しいイケメンはどこか高🌕一生のようだ(´∇`) 政次 「あの見慣れぬものたちは?」 竜宮小僧 「お主には関係のない話じゃ…」 政次 「やれやれ…またか…いくら今は人手が必要な時はいえ…あまりにも不用心では…賊の可能性は考えなかったのか?」 イケメンスマイル…やっべぇ( ̄ー ̄) 竜宮小僧 「ワレにはやるべきことがある…亀の無念は必ずはらす…」 政次と呼ばれた優しいイケメンはふと慈愛に満ちた愛で竜宮小僧を見つめた…それからやがて…俺とエリーの二人を見て深くため息を吐いた…。
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