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うさちょろさんの小説を読むと、
昨年の文化祭の事が書かれていた。
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信じられなかった、
自分の父親の事が・・・。
毎日、塾も家庭教師も
親の言われるがまま学業に励んでいた。
放課後、
文化祭の準備で帰りが遅くなった時、
そんなくだらない事に時間を使うなと、
叱られた・・・。
大人になっても、
何の役にも立たないと・・・。
この時、父は学校に抗議すると言いだし、
電話を掛けようとした。
そんな事・・・。
翌日からの、居残りをしない事を条件に、
なんとか学校へ連絡を入れる事を止める事が出来た。
これが・・・私の父。
全ては、父の選んだ大学に入学する為・・・。
でも、本当はそれだけでは無い、
私は、知っている。
父が本当に企んでいる事を・・・。
我家に珍しくお客さんが来た。
その時、私は聞いてしまった。
それは、
父の会社の取引先の息子さんと私を、
結婚させようとしている。
その為には、名の知れた一流大学くらい
出ていないと・・・。
今どき、政略結婚みたいな、
そんな事考える人がいるなんて、
それが自分の父だなんて・・・。
お父さんなんか・・・
大嫌い!
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「 えっ!嘘だろう。」
なんなんだよこれ!
でも、もしも事実なら、
あの頃、恭子ちゃんは・・・
こんなにも、
苦しい思いをしていたんだ。
全く、気がつかなかった。
どうしようもない馬鹿は・・・。
俺だったのかも知れない。
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