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「遼さん、それは聞捨てならないですね。」
「私も、気になりますね。」
本上と秀が遼に詰め寄る。
「なんだよ、佐田と俺の秘密だから教えない。」
遼は、二人に責められ口を閉ざす。
「どうしたんですか?雰囲気がおかしいですね。」
「タケチャン!俺アイスのパフェが食べたい、佐田も食うよな。パフェ二つ、急いでね。」
「良いですよ。パフェ二つですね。後は、何をお持ちしますか?」
本上と秀はバーボンのボトルを入れた。
「遼さんは、呑まないんですか?」
「俺?勿論呑むぜ、アイスの後にだけど…」
「岬はどうします?」
「僕は、余り呑めないので。」
「岬、今日ぐらいは呑んでも大丈夫では、酔い潰れても、私達が居ますから。」
「佐田が、呑む処見た事ないな。」
遼の言葉に何を返すべきか岬は悩んだ。
タケチャンがオーダーを持ってテーブルへとやって来た。
「遼さん、余り無理は言わない方が良いですよ。」
「なんだよ、全部俺が悪いのか?」
「遼さんはムードメーカーですから、ほどほどにした方が…」
チラッと秀を見る。秀も分かっているように片目を瞑る。
「秀さん、かなり雰囲気変わりましたね。」
本上は羨ましいそうに言葉を掛ける。
「エー、秀は初めから意地悪だぜ。秀の本質だと思うけど…」
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