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久しぶりのお祭りの雰囲気に私はすっかりはしゃいでいました。
「綿あめにしよーかな。リンゴ飴もいいなぁ。たこ焼きも捨てがたい…」
「なにそれ。食いもんばっかだな。」
「そんなこといったら分けてあげないからね。」
結局、悩んだあげく綿あめを買って境内の外れにあるベンチに座って食べる事にしました。
「おいしい!久しぶりに食べたよ。」
甘い綿あめを懐かしみながら食べていると、
「楽しめたか?祭り。」
と篤が聞くので、
「うん。ありがとう。お祭りだけじゃないよ。毎日がすごく楽しい。ほんの数日前まではこんなに楽しめる自分を想像できなかったよ。ここに連れてきてくれてありがとう。」
私は篤に一度ちゃんと伝えたかった言葉をやっという事が出来て少しホッとしていました。
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