第1章
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(なんっっっだ!?あの可愛さはっっ…くそっこの足めっ!マユにあんなにくっつかれやがって!!) 自分の太ももに嫉妬した拓海が、燻る気持ちままにダンッと拳を落とせば、 「いっ!?」 (っってえーーー!) 自分の足を抱え悶えるこの少年こそが国民的アイドル。それも各方面から数十年に一度の逸材との声高きスーパーアイドル・佐奈拓海“様”だった。
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