ある、コメント

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*** (……あ、またこの人からコメントついている) いつも通り、夜の更新時間。 ベッドに転がり、小説へのコメントを読んでいると、たくさんのそれの中、印象に残っている名前を見つけた。 『こんにちは。 今回の更新もすごく面白かったです! 翔太がカレンに病気のことを打ち明けるシーンが特に泣けました』 「………」 画面をスクロールして先を読んでいく。 『実は私にも好きな人がいます。翔太みたいに、好きだと告白もしました』 「………え」 手が止まった。 硬直したまま、画面を見つめる。 『病気のことを打ち明けるのはまだ迷っています。 でも今回の更新を読んで、カレンが翔太の病気を受け入れてくれて嬉しかったです。 私もいつか好きな人に打ち明けられたらと思います。 いつも勇気をありがとうございます』 「……ん、ん、ん~~~?」 病気が再発して。 好きな人に告白して。 病気のことはまだ話していない。 「……これって」 冬室くんに少し似ているような、……気がするかも。
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