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ランチの後は、やどり木でゆっくりお茶を飲ませてもらい、香夜さん達とおしゃべりをした。
夜は、暗くなってから一樹と一緒の仕事が入っていた。
一度帰宅して、シャワーを浴び。
一樹の運転する車で湾岸エリアまで向かう。
撮影は、夜景をバックに…
シックな洋服を身に纏い。
光沢のあるスーツを着た一樹と腕を組む。
普段のように見つめ合ったり、身体を密着させたりする。
はぁ、いつ見ても一樹さんはかっこいいなぁ。なんて考えていた。
「ひなた?何考えているのかな?ボーとしない。まだ仕事中だよ。」
顔を近づけて耳もとでささやかれた。
ぞくっとしてしまう。
「一樹さん。近すぎ。そんなに耳元で話さないで…」
顔が赤くなってないか心配。
夜でよかった。
一樹から少し離れようとする。
「ダメ。もっとくっついて…。」
さらに抱きしめられた。
「おいおい、そんなにイチャイチャしない!」
カメラマンさんの声と、スタッフからの笑い声が。
もう、恥ずかしい。
「はいはい。」
一樹は、返事をしながり腕の力を抜いた。
その後も、何着か着替えては撮影をした。
撮影が終わったのは午前2時過ぎだった。
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