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どのくらい歩いただろう。
一樹の足が止まり、振り向いて私を抱きしめる。
額に唇が触れる…チュッと軽いもの。
ぎゅっと抱きしめられる。
「ひなた、モデルの仕事続けたい?」
「ん?なんで?少しずつ慣れてきたけど…」
「そろそろ、俺らも新しい家族の事考えないか?」
「それって…子供の事?」
「そう。しばらくはひなたと2人で過ごしたいと思っていたけど。仁さんとこの華ちゃんを見ていてひなたと俺の子に早く会いたいと思ったんだ。」
モデルの仕事は、スポンサーとの契約とかもあり
急に妊娠したりすると周りに与える影響が大きい。
その辺りを考えると…金森さんやマネージャーの結子さんに相談しないとかな?
一樹も考えてくれていたんだ。
なんだか嬉しくなり、一樹を見上げる。
「楓のおめでたの話を聞いて…私も考えてた。
金森さんに相談してみるね。」
「言いにくかったら、一緒に行くから。よろしく。」
今度は、チュッと唇にキス。
このシュチュエーション、本当に絵になります。
その夜は、一樹に愛されました…。
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