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「楓!」
ふわっと振り向く楓。
ドレスが似合う。
「ひなたぁ~」
泣き出しそうな楓。
「楓、本当におめでとう!」
「ありがとう。ひなた!」
「もう、金森さんだね。どう?慣れた?」
「慣れないよ~。そんなに苗字を呼ばれることないし。ただ、同居生活はだんだん慣れてきたかな?」
はにかんだ笑顔がかわいいなぁ。
「そっか、無理すると疲れちゃうから普段通りの楓でいいんじゃないかな?私なんか、いまだに家事はからっきしだし…。」
ほんと、このままでいいのかな。
もっと頑張らないといけないな。
「そこは、つっこめないわ。」
2人で笑い合う。
「金森さんは楓にゾッコンだから。」
「それを言ったら、一樹さんだって。
ひなたが居るだけでいいって言ってくれてるんでしょ?」
「まぁね。」
今度はお互い照れ笑い。
素敵な旦那さまに出会えてよかったねと言い合った。
みんなが幸せを分け合えたパーティーは夜まで続いた。
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