1.サプライズパーティー

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「楓!」 ふわっと振り向く楓。 ドレスが似合う。 「ひなたぁ~」 泣き出しそうな楓。 「楓、本当におめでとう!」 「ありがとう。ひなた!」 「もう、金森さんだね。どう?慣れた?」 「慣れないよ~。そんなに苗字を呼ばれることないし。ただ、同居生活はだんだん慣れてきたかな?」 はにかんだ笑顔がかわいいなぁ。 「そっか、無理すると疲れちゃうから普段通りの楓でいいんじゃないかな?私なんか、いまだに家事はからっきしだし…。」 ほんと、このままでいいのかな。 もっと頑張らないといけないな。 「そこは、つっこめないわ。」 2人で笑い合う。 「金森さんは楓にゾッコンだから。」 「それを言ったら、一樹さんだって。 ひなたが居るだけでいいって言ってくれてるんでしょ?」 「まぁね。」 今度はお互い照れ笑い。 素敵な旦那さまに出会えてよかったねと言い合った。 みんなが幸せを分け合えたパーティーは夜まで続いた。
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