古本屋の琴葉さん

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「この本の中に登場する、琴葉という女性に惚れてるんです」 その答えを聞いた店主の女性は一瞬固まり、不思議なものでも見るような顔をして店へと戻っていった。 これでようやく、いつでも琴葉さんを見る事が出来る。 俺は笑顔で本を抱きしめたまま、家へと帰った。
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