第二十二章 遠い雷鳴 二

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 里見は毎日中学に通うようになり、杖で歩けるようになった。 更に会社も始め、本当に後ろの駐車場の土地を購入している。 里見は着実に、未来に向かって歩き出していた。  慶松は、姉の瑠璃子が信哉と付き合い出し、 更に瑠璃子が、自分は嫁に行くので旅館を継げと言われて、困惑している。 まだ先の事である上に、慶松は、ラーメン屋松吉を続けていこうとしていた。  俺はK商事の、社長付企画課で、今日も企画書を出している。 『COLLECTIONS』 終
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