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「……少しずつで、お願い」
「氷花のお願いはきかないとね」
ゆっくりと持ち上げられ、じっくりと落とされる。
繰り返してゆくうちに、次第に麻痺してきた。
「慶松、大丈夫みたいだ。動いていいよ」
「了解!」
今度は、かなり激しく揺らされていた。
だいぶ開発されてきたと思うが、俺は慶松を満足させられているのか、少し不安になる。
すると、慶松はそっと肩にキスしてから、背を舐めていた。
「可愛いよ、氷花。必死になって、締め付けてくれて。でも、少し力を抜いて……」
俺が不安になると、締め付けてしまうらしい。
深呼吸すると、再び慶松が動き出していた。
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