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「慶松、限界!」
「分かった、氷花」
慶松は抜くと、俺の背にフィニッシュしていた。
そして、丁寧にシャワーで洗ってくれている。
「バカ慶松……」
慶松が指を入れて、中まで丁寧に洗ってくれるが、俺は抵抗する気力も尽きていた。
「……作業場に行く?ベッドがいい?」
「作業場」
何となく、気持ちが現実に戻ってくる。
「凄く痛い……」
それだけでもなく、何か、まだ挟まっている気がする。
指で確認すると、閉じてはいるが、うまく閉じていない気もする。
「少し、切れた?それとも腫れた?薬、用意するよ」
「……薬、塗っておく」
作業場に行くと、俺は川越に連絡してみた。
自宅待機で会社に行けないのならば、君島を訪ねてみたい。
すると、アポイントが取れたらいいよとの返事が来た。
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