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「食べさせるには、どうしたらいいの?」
里見の正面にある画像は、里見の心に反応していた。
今はピンク色で、光っている。
「そのまま、口に入れてください」
そこで、俺はつい自分の口に入れてしまった。
里見の画面は、ブルーになっていた。
「氷花さんが食べるのではなく、僕の口に入れます」
そこで、小さく割って、そっと里見の口の中に入れてみた。
すると、小さく噛む音が聞こえていた。
「……噛めるようになったの?」
里見が小さく頷いていた。
「少し、足も動きます。手も動きます。今、リハビリしています」
里見は、速いスピードで体の機能を回復していた。
これは、本当に歩けるようになるかもしれない。
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