188人が本棚に入れています
本棚に追加
「ああ、そうね」
俺は、怒られる予感のする配置で、あまり見たくはない。
キッチンには誰の趣味なのか、珍しい野菜が多くあった、野菜とハムでマリネを作り、
味噌汁までを俺が作る。
他に刺身があったので、野菜とカルパッチョ風を作ってみた。
慶松は、肉じゃがとほうれんそうのソテーを作っていた。
見た目は地味だが、それぞれは美味しい。
テーブルに並べると、朝子が感動していた。
「ウチの息子は、料理は出来ないのにね」
朝子と辺見には、一男一女がいるらしい。二人とも高校生になっていた。
朝子が全てやってしまうので、子供が家事を出来ないのだと、辺見は言う。
最初のコメントを投稿しよう!