第七章 夏は草に埋もれて 二

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「有力者というのは政治家で、敵対勢力があった……」  本当に学友で、親友でもあったらしい。 そこで、誰かが襲撃してきた時に、祠堂家の迷惑にならないように、離れを建てた。 離れは、祠堂の家人を守るためのものでもあった。  そして、祠堂の辺見の祖父が亡くなっても、祠堂家に援助を続けていた。 「……秘密」  放火魔は、留置所で首を吊って死んでしまった。
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