188人が本棚に入れています
本棚に追加
これは、慶松の方が正しかった。確かに、いつもよりもきつくなっている。
まだ、二本だというのに、それも入れただけなのに、脂汗が全身から出て、
体温が下がってゆく。
やや、ショック状態になっていた。
「氷花は、メンタルな面の影響が出やすいからな……」
慶松は、一旦、指を抜くと隣に寝転んだ。
「……氷花、俺の上に乗って、自分で慣らすか?」
慶松のは萎えていないので、毎回、俺も申し訳ないと思う。
俺は、息を整えると、慶松に跨った。
自分の指で触れてみると、やはり硬くなっていた。
「……辺見夫婦が気になった。朝子さんは、本当に幸せだったかな?」
亭主が他の男に愛されていた妻は、何を頼りに生きてゆけるのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!