第七章 夏は草に埋もれて 二

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「……あ、慶松」  指で押し込められて、振動が内部にやってくる。 途中まで抵抗していたそこも、半分を過ぎると、自ら招き入れるように吸い込んでしまった。 そのまま、奥に入りそうなので、怖くて力がこもると、今度は外に出していた。 「氷花、出さないで……」  再び押し込められると、今度は慶松の指で中にセットされてしまった。 「あ、……ああん」  前立腺を振動で刺激されてしまった。 すっかり萎えていた俺が、振動に反応してくる。 「氷花、そのまま耐えていてね」  慶松は、俺をそのままにして起き上がり、後ろに回り込んでいた。 そこで、慶松は俺を膝に乗せるように、抱き込んだ。
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