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慶松は、俺がどうして驚いているのか、不思議そうに見ていた。
「B君は感覚を止める。氷花は、感覚を復帰させる。
対局の存在で、惹かれ合うように出来ているのかもね」
そこが、疑問ではない。
俺が、手を振って否定すると、慶松が再び荷物の整理を手伝ってくれた。
「そこではなくて、弥勒の件で……」
「宍戸君は、自分は弥勒の一位を知っている。一人も支持者を聞かないのに、一位であるのは、
弥勒の五人が、一致して支持したからだ」
その人物は俺しかいないと、宍戸が推測していたという。
では、B君も支持したということになる。
俺はB君と、何か接点があったのだろうか。
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